初心者・趣味や仕事で忙しい・ものぐさ・狭い部屋に住んでいる方へオススメの植物を3つ紹介します。
実際に育ててもいない植物を適当に紹介する「いかがでしたかクソブログ」とは違い、私が本当に初心者のうちから育てて「こりゃ楽でええわ」となった品種なのでご安心ください。
セレクト基準は個性的で且つ、人間の都合に耐えられるストレス耐性の強い奴
- 安いのに個性的な姿で所有欲が満たされる
- 水やりを忘れてもそこそこ耐えられる
- 室内・日陰でも生き抜く力を持つ
- 比較的入手しやすい
です。
目次
①ガジュマル
見本株
私の育てているガジュマルです。
こちらは園芸店で1,500円でした。同じ園芸店で併せてコーディネートした鉢は2,000円くらい。
化粧石というオシャレ砂を表面に敷いています。
安い植物でも、ちゃんと植え付けるとなかなかいい感じ。


どんな植物?
バラ目クワ科 イチジク属の植物。学名は「Ficus microcarpa(フィカス・ミクロカルパ)」。
和名のガジュマルは琉球語から来ているらしいが正式な由来は不明。
とにかく色んな樹形があるので選ぶのが楽しい。まぁこれは根の部分なので、本来の幹ではないけれど。
精霊がいるかどうかはその人の考え方次第。

基本的な育て方は?
窓辺など明るい場所に設置。
たまに見て、土が乾いてる気がしたら、適当に水を与える。
以上。
■ もうちょっと手間がかけられるなら
3日に一度は幹や葉の健康状態をチェックして、表面の土が乾いていたら、鉢底から流れ出るまで水遣り。沖縄のイメージがあるように温暖な地域出身なので、冬場5℃以下の場合は室内に入れたり、室外なら雪にかからないように若干のケアすると安全。
値段と売ってる場所は?
■ 100均
ダイソーやセリア、3COINSなど。
100円(手のひらサイズ)~500円(卓上カレンダーくらいのサイズ)で陳列されています。
■ホームセンター
コーナンやカインズ、コメリ、DCMなど。
だいたい500円(小)~3000円(特大)でいろいろな樹形が陳列されているはず。置き場所に合ったサイズの子を選んでください。
管理が行き届いておらず元気のない子もいるけど、個人的には買うならコスパのよいホムセンが一番オススメです。
■ 園芸店さん(切り花でなく植木を売っているお店)
ホムセンよりお値段は気持ち高くなりますが、メリットとしては「そのお店で買った植物なら、育て方を丁寧に教えてくれたり、トラブルの際に無料で相談に乗ってくれる」ところ。
おそらく多くのお店はそうしてくれると思います。
園芸は芸であり文化なので、初心者を育てることも大事だと思っているお店で買いたいものです。
■ 買いに行くのが面倒なんだけどネットにはないの?
あるよ!Amzonにも。
楽天にも
(観葉植物)インテリア ガジュマル 4号(1鉢)精霊が住む幸福の木 価格:1300円 |
観葉植物【イチジク属】ガジュマル 4号Sセメント鉢(皿付RS120BK)GG32T-GR 価格:1380円 |
ですが、写真の通りの個体が来るとは限りませんし、当然送料もかかってきます。
特にガジュマルは色んな形があるので、フィールドワークで偶然出会うほうが面白いです。
本好きが本屋に求めるものと似てます。
個体指定で買うなら、メルカリやヤフオク、ストアズなどが良いですが、それは出品している業者・アカウントの目利きに慣れてからのほうが安全です。半年ROMろう。
②ハイブリッドアロエ
見本株
私の育てているハイブリッドアロエです。
メルカリやイベントで集めた子たち。珍しい品種のためお値段は可愛くないので割愛します。


こちらはホムセンで購入した子。1,000円ほどでした。

どんな植物?
キジカクシ目ワスレグサ科アロエ属の植物。学名も「Aloe(アロエ)」。
アロエといえば、実家の母やおばあちゃんがなんとなく世話していたであろう植物の代表格。
火傷やケガの際に、彼女らがちょん切った葉を差し出してきたこともあるかもしれません。
それらはキダチアロエという品種です。アロエヨーグルトに入っているのもこれ。

これも安くて強くて便利で良いのですが、とにかく大きくなるのでおすすめできません。
おすすめはコンパクトなサイズで大きくならないピーターパン。ハイブリッドアロエです。
基本的な育て方は?
室内なら窓辺の一番明るい場所、できれば外の日向に設置。
たまに見て、土が乾いてる気がしたら、適当に水を与える。
■ もうちょっと手間がかけられるなら
3日に一度は健康状態をチェックして、表面の土が乾いていたら、鉢底から流れ出るまで水遣り。上記のガジュマルより日光を欲しがりますので、なるべく明るい場所に置いて下さい。
夏型なので冬は苦手。できれば室内の窓辺に置いて下さい。
冬の水遣りは2~3週間に一度で大丈夫です。
値段と売ってる場所は?
■専らホームセンター!
コーナンやカインズ、コメリ、DCMでサボテンなどが置かれているコーナーに居ます。
ほぼ全て手のひらサイズで、どれも1000円くらいだと思います。
■ 園芸店さん
ちょっとめずらしい植物を置いているお店ならあるかも?
■ ネットには?
買うならメルカリやヤフオク、STORESなど個人や商店で購入するのが主流です。
Amzonにもありますが、個人出品なので上記と変わりません。また、レアな品種が多いので初めての一株にしては値段が高いものばかり。
結論:ホムセンしか勝たん。
③エアプランツ
見本株
私の育てているエアプランツ「キセログラフィカ」という品種です。
この品種はちょっとだけお高め。1株3,000円ほどです。
100均にも出ている品種があるので最初はそちらがオススメ!

どんな植物?
エアプランツとは総称で、イネ目パイナップル科の植物。
他の木などに着生して生きるので、基本的な栄養や水分は葉から吸収します。そのため根が発達しておらず土が要りません。
このように吊るして飾れるのが魅力。
エアプランツと言えば、水の要らない植物と謳ってプロモーションされていた時代があったようですが、土は要らなくても水と光、そして風は必要です。

基本的な育て方は?
基本的に洗濯物と同じ扱いです。
葉がクルクルに巻いてきたらビシャビシャに濡らす→しっかり乾かす
の繰り返し。
■ もうちょっと手間がかけられるなら
明るく風通しの良い場所に設置。できれば日除けのある室外。
春から初夏・秋は1~3日に一度、お風呂に連れて行ってシャワーを浴びる。もしくは霧吹きでビシャビシャにする。その後しっかり自然乾燥させる。
※熱いお湯は厳禁✘なので、お湯が出始めるまでの水をかけるとよいです。
冬と真夏は成長が止まっているので、たまに霧吹きで濡らすのでOK。
寒さに弱いので、冬はかならず家に入れてあげて下さい。
値段と売ってる場所は?
■ 100均
ダイソーやセリア、3COINSなど。
春~夏くらいに入荷されていると思います。
■ホームセンター
コーナンやカインズ、コメリ、DCMなど。
1000円弱から~3000円でいろいろな種類が置かれていると思います。
管理が行き届いておらず元気のない子もいるけど、個人的には買うならコスパのよいホムセンが一番オススメです。
■ 園芸店/雑貨店
エアプランツに至ってはその性質から、園芸店よりも雑貨店でのほうが多く見かけるかもしれません。
オシャレにディスプレイされていると、ついつい小物と一緒に買いたくなります。
ただし雑貨店のスタッフは植物に詳しいとは限らないので、状態はしっかり確認しましょう。
■ ネットには?
あるにはありますが、個体を選べないものが多く状態も分かりません。
ただ他の植物に比べて輸送のリスクも少ないので、近くにホームセンターが無かったり、100均で見かけない方は通販がおすすめ。
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植物をお迎えするときに一緒に用意するものは?
時間があるなら、植物とプラスアルファで下記も揃えるとハッピー。
エアプランツには何も要らないです。

■ その子に合った鉢
大抵の植物は、プラスチックやビニールの安い鉢で売られています。これは業者が出荷用に使うものなので機能性も悪く見た目もよくありません。樹形や色に合った鉢をコーディネートしましょう。
サイズはもともとの鉢と同じか少し大きめを目安にすれば何でも良いです。
あと、下に穴が空いているものにしてね!

■ 新しい土
100均やホムセンで買った植物の土はだいたい古くなっていたり、ゴミが入ってたり、虫が付いていたりします。綺麗な土に植え替えてやりましょう。
「観葉植物の土」のようなことが書いてあるものなら何でも良いです。
このような資材は100均や花屋でも揃いますが、種類やサイズは多くありません。100均のは質も悪いです。沢山の種類の中から選べて安く買えるホームセンターに行くのが良いでしょう。
そういう意味でも、植物も一緒にホムセンで買うのがおすすめです。
結論:ホムセンしか勝たん。
ちょっとした疑問
■ 元気がないな?と思ったら
大抵は
- 光が足りない
- 水が足りない
- 水が多すぎる
- 寒い
のどれか。とくに光の場合が多いので、難しいとは思うが置き場所を変えてみよう。
■ 虫が湧いた!どうしてくれる!?
植物ごとこれぶっかけて終了。死滅します。安心して。
■ 土など触りたくない!
手が汚れるのって嫌ですよね!
分かります!
虫が出てくるかもしれないし!部屋に土を持ち込むなんてとんでもないですよね!
分かります!
そんな方は、ハイドロカルチャーにしてみるか、街のお花屋さんで植物を買って、一緒に鉢も買いましょう。お店によるけど植え替えサービスしてくれるところもあります。
ちなみにエアプランツなら虫湧かないです。
■ハイドロカルチャー?
ハイドロカルチャーは、従来の土の代わりに「ハイドロボール」というセラミックの丸い玉と水で育てる方法です。部屋に土を持ち込まずに済むので、虫が湧きにくく衛生的ですがどうしてもという場合以外は個人的にはおすすめできません。理由は以下
- オシャレなガラス容器やハイドロボールは苔で汚くなる。思てたんとちゃうぞ。
- 水が腐るので特に夏場は頻繁な水替えが必要。放置ができないぞ。
- 土で育てたほうが当然見た目も活き活き。病気になりにくい株に育ちやすい。
植物にとって根はパンツの中身。
外から見えず、適度に通気性が良いほうが快適に決まっている。
老廃物の混ざった水に長時間浸かってるのも嫌すぎるでしょ。土には老廃物を分解したり成長を助けるする微生物が住んでいるのです。
さいごに
というわけで、導入におすすめな植物でした。
劣化しないコレクション
フィギュアやアクスタなど、趣味に生きる諸兄が大好きなモノ達は、開封したその瞬間からリセールバリューが下がり、劣化が始まります。
それなら明るい場所に飾っていても劣化しない、むしろ成長する(寿命はあるけど、クローンや子が残せる)コレクション。
気軽に守れる相棒
脱走しない、ウンコしない、手間とお金がかからない、が日々の変化は見せてくれる。
勝手に動かないので家具を噛んだり引っ掻いたり壊したりもしない。
そんなお利口さんな生き物。
ぜひお迎えしてみてね!
関西のオススメ園芸店
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