
番妖愁月綺譚(つがいあやかし しゅうげつしきたん) - A Sorrowful Ghost Folklore –
山間の小さな村に伝わる、お狐様の物語
悲恋を謳う和風伝奇トランス
Release: 2020/04/29(Sakuraza FamiliaVol.1)
Produced & Directed/Violin works & Lyric & Jacket designed by: 瞬月凌
Composed/Arranged & Guitar&Bass works by:KaN
Mixed by:Studio TSL
目次
1.歌詞・民話/ルポ
2.次門Wikipedia
3.追記
4.ロゴについて

和風ダンスビートに乗せて謳う、悲恋の伝奇物語。
地方民話と現地ルポを題材にした、夏の終りを告げる曲。
祭囃子で駆け抜け、遠くに響く花火音で終わる和ダンスナンバーです。
【民話】



【現地ルポ】
彼岸花の群生地として知られるS県K市、次門(つぐかど)町に鎮座する『次門稲荷神社』は、『番吼噦(つがいこんかい)』の伝承が今に伝わる神社です。
次門稲荷は地元の鎮守神であるとともに、縁結びの神様としても親しまれ、 県外からも多くの女性やカップルが訪れるパワースポット。
秋晴れの日が多く、標高の高い次門町と稲荷山周辺は、SNSを中心に「天空のお月見スポット」としても話題になっています。
番(つがい)の狐をあしらった御守りや絵馬、御朱印は、恋愛成就はもちろん、家族や友達との絆も結んでくれると評判の授与品。
毎年秋になると季節外れの花火大会が催され、山の谷間に幻想的な光が浮かび上がります。
稲荷感謝祭の一環として執り行われるこの祭事は、1年で町が最も活気づく日。当日は縁日が立ち並び、沢山の参拝客で賑わいます。
そんな中、喧騒に紛れて「境内の屋根に腰掛ける狐面の人影を見た。」「お囃子の中に狐の鳴き声ようなものが聞こえた」という噂も…。
不思議な伝承とノスタルジーな町並みが残る次門町。 S県をご旅行の際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。